家族で田舎暮らしをしたい!
都会暮らしをしているとこんな想いを抱きます。
都会では物価高や混雑、生活スペースが小さい等、喧騒を離れたくなることがあります。
これを解決するために家族で田舎暮らしに憧れを抱きますが、田舎暮らしには大きな困難があります。
私は20年間、船での渡航が必要な田舎で生活しました。
この経験から家族を連れての田舎暮らしのメリットデメリットを紹介します。
田舎暮らしのメリット
メリット1:安く広い家に住める
周知の事実ですが、田舎の土地は安いです。
また現時点においては空き家が増えており、空き家の活用を進めている行政も多いです。
空き家を検索すると分かりますが、築年数が古い代わりに家が大きく広い庭がついている物件が多くあります。
生活を続けることを考えるとリフォーム等を検討する必要がありますが、都会暮らしにはない生活を家族で楽しむことができます。
メリット2:騒音雑音がほぼない
公共交通機関や公共工事が少なく、また主要道路から離れて生活することができるため、騒音雑音がほとんどありません。
工事の騒音で寝かしつけた子供が起きてしまった、等ということは先ずありませんので静かな生活を送ることができます。
山の近くであれば虫の音が、海の近くであれば波の音を聞きながら自然を満喫した生活が送れます。
メリット3:家族で外で遊ぶ機会が増える
人が少ない点、車等の往来が少ない点にもメリットがあります。
都会では子供を外で遊ばせるとなると、知らない人に誘拐されないか、交通事故に巻き込まれないか心配になるものです。
そのため常に親が付き添って行動することになります。
その点田舎では、知らない人も車の交通も少ないです。
最初の内は心配かもしれませんが、環境に慣れてくると「ここなら大丈夫」という想いが芽生えてきて子供だけ外で遊ぶ機会が増えてきます。
親にとっては子供が自分で遊んでくれるというのは時間の確保もでき嬉しいものではないでしょうか。
田舎暮らしのデメリット
デメリット1:買い物の自由度が低い
買い物の自由度については都会に比べるとかなり低くなります。
- 生活必需品を購入するにも場所が遠い
住居を構える場所にもよりますが、車で30分程度は必要と考えましょう。
また大型スーパーマーケットではなく、食品関係のみの販売になります。
つまり買うものによっては1店舗で買い物は完結せず、需要に合わせて店を回る必要があります。 - おもちゃやゲームを買う場所は少なく品揃えが悪い
子供と買い物をするときに困ります。
ネット通販が発達している今でも、子供のおもちゃは子供に選ばせたくなるものです。
そんな時におもちゃやゲームを買う店がありません。
あったとしても決して品揃えはよくありません。
おもちゃを買うために1~2時間移動することになることを頭に入れておきましょう。 - 24時間営業店はない
夜になって「○○を食べたい」「○○が必要だった」となることがあります。
そんなとき24時間営業のコンビニがあれば何の問題もありません。
しかし田舎のコンビニは夜になると閉まります。
当然スーパーも閉まりますので買い物する場所はありません。
かといって朝早くから開店することもありません。
明日の朝から必要なものを買い忘れるというのは、手遅れになるということを覚えておきましょう。
デメリット2:移動手段が限られる
移動手段はマイカーが基本です。
車を保有して乗りなれている方には何の問題もありませんが、そうでない方は移動が大変です。
町々への移動は電車、町中の移動はバスが基本になります。
しかしこれらの公共交通機関は本数が都会に比べて少ないです。
「30分待てば乗れる」は早く移動できるものと考えてください。
また、公共交通機関に乗ったとして移動時間はデメリット1で記載した通り30分程度はかかるものです。
これが買い物であった場合、子供を連れて重い荷物を持ってバスを待ち、狭い車内で荷物を支え、バス停から家まで歩いて帰ることになります。
これを日々続けていくことはとても困難です。
つまり田舎生活に車は必須ということになります。
デメリット3:自由にできる土地は限られている
田舎生活は菜園を作って野菜を育てたり、野山で子供たちと遊んだりというのをイメージするでしょうか。
もちろんこれは田舎暮らしの魅力のひとつです。
これは自分の土地で行う場合は何の問題もありません。
しかし田舎は敷地境界線がはっきりしない場合があります。
自分の土地と思い菜園を作ったが他所の土地だった、子供と野山で遊んでいると持ち主から注意を受けた、ということがあります。
当然ですが、土地には持ち主がいます。
勝手に土地に入られると持ち主はいい顔をしません。
田舎だから広い土地で自由にできると勘違いしないように注意しましょう。
デメリット4:将来・老後に不便になる
若いうちは自分が動けばどうにでもなりますので生活は成り立ちます。
しかし年齢を重ねていくとどうでしょう。
老後夫婦二人の生活になったときをイメージしてください。
- 広い家は必要でしょうか
- 車の免許を返納したときの生活はどうなるでしょうか
- 子供たちと会う機会は多いでしょうか
前述したメリットはデメリットに、デメリットは更に重くのしかかります。
更に子供が巣立つとき、子供はその田舎から出ていくでしょう。
そうなってくると交通の便が悪い場所にはなかなか帰ってこれません。
つまり子供や孫には滅多に会えないことになります。
まとめ
実際田舎暮らしはいいものです。
私も現在準都会に住居を構えていますが、将来田舎暮らしに憧れています。
ただしその裏には暮らしの困難があることを理解したうえで判断してきましょう。
以上!
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