育児休暇前までに仕事で準備すること3選

仕事ノウハウ

会社員の育児休暇前に準備することはたくさんあります。
育児休暇の申請、育児休業給付金の申請、実施しないと損してしまうことが多いです。
しかしそれは専門家である会社の人事担当に聞けば分かることです。

最も自分に負担がかかるのは、自ら持っている仕事です。

その仕事の事前の捌き方によっては、復職後に仕事が山積みとなり後悔します。
今回は育児休暇前に自分の仕事で準備しなければならないことを紹介します。

ちっち
ちっち

私は2022年に2カ月の育児休暇を取得しました。

その経験を含めて紹介していきます。

この記事はこんな方におすすめ
  • 育児休暇の取得を考えている人
  • 仕事の引き継ぎをしようとしている人

引き継ぎの事前準備

育児休暇に入る前の心情としては、引継ぎ相手に仕事を渡してしまいたいものです。
しかしこれは今の自分が楽になる代わりに未来の自分に仕事が残る元凶です。

あなたが仕事を引き継いでしまいたいという心情に対し、相手の心情を考えてみてください。
引継ぎ相手はあなたが帰ってくるまで引き継いだ仕事をすればいいと考えます。
残っている仕事はあなたに返すことになりますので、比較的重たい仕事は後回しになります。
つまり引継ぎ相手は必要最低限のことしかしてくれません。

これを前提とする対策は育児休暇前に先取りの仕事をすることです。
年間のスケジュールから実施すべき仕事を洗い出し、先取りでできる仕事をしましょう。
下記のような先取りの仕事をすると引継ぎ相手も未来のあなたも負担が下がります。

予想される資料作りはフォーマットを作る

資料はフォーマットを作るだけでも引継ぎ相手は楽になります。
また資料作りは内容に個人差がありますので、自分が書きたいことを相手は書かない場合が多いです。

自分の資料に拘りを持つ意味でも、フォーマットを作り実績などの結果を入れるだけの状態で引き継ぎましょう。
フォーマットを作っていない資料作りがある場合は、同様の形で資料作りしてほしい旨を伝えておきましょう。

予定の仕事は引き継ぎ相手のOutlookに入れる

ルーチン的な仕事は、文書や口頭で引き継いでも相手の記憶に残りにくいです。
Outlookに予定を入れればその都度気付いてもらえますので、遠慮せずに予定を入れましょう。

ちっち
ちっち

私は2カ月の休暇期間毎週の予定をOutlookに入れさせてもらいました

  • 予定を入れる時は、内容を一緒に入力すると分かり易いです

予想できない案件は上司に引き継ぐ

前述した通り、引継ぎ相手は必要最低限の仕事しかしてくれないものです。

となりの同僚
となりの同僚

引き継いでないものは上司から指示されるまではやらなくていいか~

新規に発生した仕事は、「引き継いでない」等の理由から後回しにされる可能性が高いです。

この場合は上司にコントロールするよう引き継ぎましょう。

担当者が他の人の新規案件をやる、やらないを判断することは難しい部分がありますので、ここは上司のマネージメント力に頼るところです。

ちっち
ちっち

私はこの対策をとらなかったために育児休暇後の新規案件はすべて自分に降ってきました。

物量が多いのに期限まで3日しかないというものもありかなり苦労しました。


職種によっては先取りの仕事に限界があると思いますが、未来の自分を助けると思って可能な限り先取りの仕事を心がけましょう。

引き継ぎ内容

引き継ぐ相手にも仕事はありますから、引き継ぎ内容は片手間で業務することになります。
その相手にあれもこれもと引き継いでも未来の自分に返ってくるだけです。
引き継ぎでは必ずやってほしい仕事を明確にすることが大切ですので次の2点を意識しましょう。

引き継ぐ仕事に優先順位をつける

仕事は優先順位をつけて必ずやってほしいことを明確に伝えましょう。
優先順位付けしていないとやるべきことがやられず放置になる可能性があります。
それが復帰後の自分に返ってくると取り返しがつかない状態に陥ります。

絶対にやってほしいことと順次進めてほしいことに分けるくらいが分かり易いです

仕事の影響度を明確にする

優先順位と合わせて影響度を明確に伝えましょう。
例えば大損害が出る旨を引き継いでおけば、抜け落ちする可能性は下がるでしょう。
なぜ優先度が高い仕事であるかをしっかり引き継ぎましょう。

影響度のポイント
  • どれくらいの損害額が発生するか
  • どのくらいの人に迷惑がかかるか
  • 取り返しがつかない状況になるか

復職後の準備

これまで事前準備について記載しましたが、長い育児休暇期間を考えると事前準備にも限界があります。
少なからず復職時に仕事が溜まっていることが予想されます。

復職直後の仕事
  • メールの確認
  • 書類の確認
  • 自分への引き継ぎ

リハビリ期間を設ける

復職後に先ず確認することは会社員であれば容易に想像できると思います。
これを処理するためには事前に復職時のリハビリ期間を上司に依頼しておきましょう。

リハビリ期間とは、本復帰する前の事前準備期間と捉えてください。

何日かリハビリ期間を設けて、その間に溜まっている仕事を処理するようにしてください。

リハビリ期間がないとメールや書類の処理をしているだけで新たな業務が溜まっていきすぐに行き詰ってしまいます。
溜まった仕事と通常業務を並行すると「育児休暇をとらなければ」等と悪いスパイラルに陥ります。

ちっち
ちっち

実際私は復帰後の準備をしておらずすぐに通常業務に入りました。

状況確認に数日かかりながら通常業務をすることで残業することになりました。

まとめ

今回記載したことは、上司が有能であれば考える必要はないと思います。
しかし有能な上司でもコントロールしきれない点、そもそもマネジメント力のない上司である場合もあると思います。

育児休暇をとったことを仕事で後悔しないよう、自分の身は自分で守るスタンスでいきましょう。

以上!

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